都市ガスについて 2
こうした状況の下、石油代替エネルギーの3本柱と目されているのが、石炭、原子力、そしてLNGです。
わけてもLNGは、クリーンで無公害なため、基地建設の制約条件が最も少ないエネルギーであり、多額の資金を要する原子力に比べて、「実際的な」エネルギーとして大きな期待が寄せられています。
このLNGをダイレクトに需要家に届ける役目を担っている都市ガス事業の責任は、きわめて大きいといえるでしょう。
しかしながら、日本における都市ガスの位置づけは、エネルギー供給全体のなかでは、今のところけっして高いとはいえません。
「エネルギー・バランス表」という、各種エネルギーの生産、輸出入、転換、消費をまとめたものがあります。
この表によれば、58年度の日本の1次エネルギー供給量は、計3725兆9700億キロカロリー(原油換算3億9640万キロリットル分)となっています。
このうち、原油および石油製品等が61・9%を占めています。
石油消費量が減ったとはいえ、日本がエネルギーの大半をなお石油に依存している点では、変わっていません。